クラウドで医療画像の匿名化
普段から医療画像をよく扱っているんですが、
医療画像の匿名化って重要なキーワードとして耳にします。
デジタル医療画像は、特殊なフォーマットであり、世界共通の規格ファイルです。
ファイルの中には、モダリティと呼ばれる医療画像撮影機器(レントゲンとかMRIとかですね)で撮影された画像のほかに、その撮影された画像に関連するいろいろなデータが格納されています。
患者さんの情報だったり病院の情報だったり、診療科だったりと。
もっと困かいものであると、撮影したときの放射線の量とかもはいってたりします。
その角度とか、そういう細かい情報も格納されている、膨大なファイルになります。
で、匿名化ってなんだっていうと、その医療画像ファイルの中から、患者さんの情報のうち、保護対象医療情報(PHI)といわれるデータを消すことです。
Protected Health Information: 保護されるべき医療情報)
機密医療情報とかもいわれますが、要は「個人が特定可能な保険情報」でして、それらの情報を画像ファイルから削除して、だれのかわからんくするって感じです。
データを研究や統計などに使う場合に行われるようですが、どのように使われているかは医療従事者でないのでそこまではあまり詳しくありません。
なので、医療画像の匿名化はとても重要なのですが、Amazonのクラウドがさくっとできちゃうみたいですね。
「Amazon Comprehend MedicalとAmazon Rekognitionを使用した医療画像の匿名化」
DICOMやHL7GWに関する技術ではうちの会社はトップクラスの認識があるんですが、クラウド利用開発はまだ依頼がきませんねぇ。
ニッチすぎるのかな。