リーダーの役割について考える
役職を手に入れたので、管理職らしいことを考え始めることにした。
これまではお金の管理と進捗の把握だけしていたけれど、管理職らしいことも考えていく。
「マネジメントとは」みたいなところから入りそうになったが、そういうことよりも前に足場固めをしていこうということにした。
手に取ってみた本はまずは「コーチングの本」。
リーダーの役割を理解する
リーダーの5つの役割は、
- 常に全体を見て、メンバーが働きやすい職場をつくること
- 一人一人の力を引き出すこと
- 目標を共有すること
- 一人ひとりの能力を高めること
- 成果を出すこと
である。
メンバーが働きやすい職場をつくることは以前から掲げていることなのでぶれていないことがわかった。「まとめる人」にあらず、一人一人に寄り添った「コミュニケーションの回路をつなぐ人」をめざすという表現がしっくりくる。
リーダーの役割は「チームを機能させること」。引っ張るのではない、円滑にすることである。
何を目指しているのかをはっきりさせる
今回評価面談をする側に参加して、いろいろと見えてくるものがあった。
特に中等級のメンバーの目標がふわっとしている。とてもふわっとしている。
技術的に磨かれており、それ以上どこを目指すのかというところから、マネジメントは目先に入れていない。本人も上司も目標の明確化ができていなかった。ふわっとしてる。それがとても気になった。自分はふわっとしててもいいと思っていたが、メンバーの目標がふわっとしているのはいただけない。これは離職につながる可能性が大きい。
目標は明確に。SMART。
- Specific 具体的に。(ふわっとしちゃだめ)
- Measurable 測定可能に。(達成できたかがわからないのはだめ。)
- Achievable 達成可能であること。(無理と無茶はいけない)
- Realistic 現実的に。(役に立たないのはだめ)
- Time-bound 時間が明確。(いつかそのうちにはだめ。)
組織の大目標は大概ふわっとしている。それをブレイクダウンさせ、メンバーの目標とするには具体的にする必要がある。ここはさぼってはいけない。
問題解決のための資源を有効に使うことも提示してあげる。
人 誰かの力を借りてみる。それが一番得意な人を探す。
物 PGなどつかって効率化。準備しておく材料をそろえる。
金 予算確保の確認。
情報 好事例やデータの手に入れ方。
時間 MTGに使える時間、それに費やせる時間を確保する。確保してから渡す。
目標を一緒に考えて、その次にやるのはやる気を出させること。
そしてやる気を出させる前に、「やる気」の度合いを確認する。
実現に向けて「やる気」を確認する
目標設定という仕組みがあるが、なんだか毎月のやらなきゃいけないことに入っているだけで、計画的な目標設定になっていない。これはどうにか改善できないかと思っていたところである。面談で決めた目標をスケジュールに組み込んでからその行動を確実に実施されるようにサポートする必要がある。
・「重要度」と「緊急度」に分けて考える
重要だが緊急でもない |緊急で重要なこと
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重要でも緊急でもないこと|緊急だが重要でもないこと
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「重要だが緊急でもないこと」をスケジュールに組み込んでやる。
またチェックポイントを設ける。(これは時間がかかるが仕方ない。)